SUGAR CANE『13oz. BLUE DENIM WAIST OVERALLS 1944 MODEL』の ご紹介です。
第二次大戦の最中である1944年に作られたモデルを、デニムワークウェアの本場ア メリカで再現。 1942年、アメリカ政府の規制により衣料品用の金属パーツや作業着のディテールの制限が始まった。 これは金属や生地、糸などの使用量削減が目的で1946年まで続き、規制対象のアイテムにはSimplified(簡略化)を表す頭文字のSが、ロットナ ンバーの前に付けられている。 このウエストオーバーオールでは、それまで付いていたバックストラップが省略された。 リベットやバータックの数も制限の対象だったため、コインポケットや小股部分のリベットが無くなり、ヒップポケットの隠しバータックもステッチに変更され ている。 ポケット袋地にはアメリカ政府より配給されたライトオンスのデニムを使用し、縫製は粗いミシンピッチや経験者不足による歪なステッチワークも再現。 当時さまざまな大戦モデルが存在していたが、シュガーケーンが資料として収集してきた数多のヴィンテージの中から特徴的なディテールをピックして組み立 て、シルエットは最も太めのパターンを採用した。
使用している生地はシュガーケーンオリジナルの13oz.デニム。 現在では加工して節を作る「ネップヤーン」が主流だが当時の技術に合わせるため、紡績の段階で調整を行い、通常削ぎ落とされる短い綿や屑を残す事に成功。 こちらの紡績による7番手のムラ糸を使用しシャトル織機で織り上げた。セルビッジは両端で赤とピンクの2色を使い分けている。経糸のピュアインディゴを染 色する際、濃度を上げると通常は赤味を帯びてしまうが、赤味を抑えつつ特濃に仕上げることでヴィンテージの色味を再現した。
※NON WASHの為、初回の洗濯時に縮みが発生します。
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