WAREHOUSE『Dead Stock Blue Lot.1001XX』のご紹介です。
第二次世界大戦後に製造されたモデルのなかには、その「規制」がとれたゆえに、自由度の高いアレンジメントが加わった個体が存在します。小股部分にのみ、銅色ボタンの付くこのジーンズもその希少な個体の一つ。 大戦時には使用が禁止された「銅」を含んだボタンやリベットなどの衣料品の金属部材。 代わりに使用する鉄製部材では、どうしても錆が生じるため、表面にメッキ処理をすることで錆を防ごうとしています。リベットでは「鉄製銅メッキ」が当時使用されました。タックボタンにおいては、デザインが月桂樹の柄のドーナツボタンでも、ロゴ入りのボタンでも、素材は以前から使用されていた鉄製を使用しています。 しかし戦後、支柱部分に銅素材が使用されることからも、ボタンの錆について、それを防ぐ研究を重ねていたと考えられます。戦時の規制が完全に解かれた1947年から50年代までのモデルには、このタックボタンに特殊な加工を施したとみられるモデルが存在します。それがこのCopper-colored steel buttons「鉄製銅メッキボタン」です。戦時中には存在していない支柱の銅や、カバー部分の銅メッキ処理を、規制がとれた戦後にこそ、あえて試みていたと考えられるのではないでしょうか。
デッドストックブルーのレーベルでは、奇跡的に見つかったセットアップの同時代モデルの個体に付くこの銅色ボタンをオリジナルで作成しました。 「銅色ボタン」のセットアップモデルとしてGジャンと合わせて着用できる魅力はもちろんありますが、ジーンズ単体としても、ヴィンテージジーンズとして最も完成度の高い「1947モデル」を踏襲した時代のもので有る為、シルエットもオーセンティックなストレートです。
7.5番×7.5番 ピンクセルヴィッチデニム
※洗濯により縮みが生じます。 ウエスト:-約5-6cm 股下:-約6-7cm 前股上:-約1cm 後股上:-約1cm ワタリ:-約1cm 裾幅:-約1cm
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