BUZZRICKSON’S『Type A-2 30th ANNIVERSARY MODEL UNITED SHEEP LINED CLOTHING CO. Heaven Sent BACK PAINT』のご紹介。
1942年に創設した第8空軍隷下の第100重爆撃大隊、第350重爆撃飛行隊は、 B-17爆撃機“Heaven Sent”(天与)で、1944年にヨーロッパ上空で53回もの爆撃任務を成し遂げ、1945年5月30日に米国へ帰還した。 同年の11月18日“Heaven Sent”はアリゾナ州キングマンにある空軍基地に降り立ったが、B-17は旧式と見なされ、最終的にはスクラップにされてしまった。このA-2は “Heaven Sent”の爆撃手を務めたフレッド・シュミットが着用したものである。 ペイントを施したのは同部隊でトップガンナーでありエンジニアも務めたマイケル・ガレムコ軍曹によって描かれた。元々秀悦な芸術センスを持っているガレム コ軍曹は1942年に陸軍航空隊へ入隊し、1944年に第8空軍へ配属となった。 第100爆撃大隊は『センチュリーボンバーズ』と呼ばれ、A-2の右胸には第8空軍章と共に描かれている。 背面に描かれた金髪の美女は有名なピンナップアーティスト、アルバート・バーガスが第二次大戦中に描いた作品を描写したもので、爆弾は30回の戦闘任務に 出撃したことを意味している。また、ソ連の赤い星とイタリアのファシストも描れており、2つの国のインシグニアは特別なシャトルミッションであることを表 している。 ペイントはヨーロッパでの戦争が終了し、帰国する直前の1945年5月、戦いを終えた記念として描かれたものであり、その後数回しか着用していないA-2 は最上級のエクセレントコンディションを誇る。 このA-2は現在、ジョージア州サバンナの第8空軍博物館で大切に保管されており、第8空軍の歴史を物語る大変貴重なミュージアム・ピースである。
※ こちらの製品には専用のスーツケースが付属します。
|