BUZZ RICKSON'S『GOLD TIGER PATTERN JACKET』のご紹介です。
1960年代当時、在日米軍調達本部は迷彩服を日本で調達することを選択した。 それは高度なプリント技術とスピードのある生産性を兼ね備え、そしてコスト面においても優れていたからである。 柄は日本各地にある工場の現場に一任したことからタイガーストライプの柄が無数のバリエーションが生まれた要因である。初期のタイガーストライプの多くは 日本製であったが、生地を沖縄に送り込んで縫製されたものや、ベトナム戦争後期にタイやベトナム周辺でも製造された。 1965年3月、アメリカがベトナム戦争に介入した年であるが、ベトナム戦争は密林に隠れた見えない敵との戦いでもあった。ベトコン(南ベトナム解放民族 戦線)は音も立てずに接近しては小規模な攻撃を繰り返し、ジャングルや川に罠を仕掛けたのであった。 そのようなベトナムのジャングルと同化させる目的としてタイガーストライプは誕生した。袖の小さいポケットはたばこを入れたり、水質の悪い地域で採取した 水に欠かせない浄水錠剤の小瓶を入れたりした。
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