BUZZRICKSON’S『Type L-2A SUPRIOR TOGS CORP ORANGE RIB 13th FTR.INTCP.SQ.』のご紹介。
朝鮮戦争の最中、1950年代初期にタイプL-2の改良モデルとして採用されたのが タイプL-2Aである。 米陸軍航空隊から空軍に独立し、その新生空軍のシンボルカラーであるエアフォースブルーを採用しているのが特徴で、仕様温度域は米空軍が定義したライト ゾーンの10℃-30℃を想定している全モデルのL-2では、 酸素マスクのホースを留めるクリップマウントタブが革製だったが、L-2Aは杉綾織りのテープに変更された。 通常、L-2Aのリブは身頃と同じエアフォースブルーであるが極稀にスコードロンカラーに合わせてリブを大胆にコンバートするケースがあった。 ホコリに思う我が部隊を主張し、同じジャケットを隊員同士で着用することで士気高揚にも一役買っていた。
第13第戦闘飛行隊は1953年にミシガン州Selfridge AFBで、防空軍団隷下<の要撃戦闘飛行隊として再結成された。 1959年には当時の最新鋭要撃機"Mcdonnell F-101B Voodoo"を与えられGlasgow AFBに移動した。 F-101 Voodooを運用する第13戦闘飛行隊は、"キューバ危機"の際、故John F Kennedy大統領に戦争回避の為の重要な情報を提供した飛行隊としても 知られている。 13th FISのスコードロンパッチは同部隊の第二次世界大戦時と同じデザイン、古き良き時代の薫りが残る華やかなパッチバージョンとなっている。 そしてこのジャケットは背面に部隊ナンバーの"13th"と部隊のモットー"None shall excel them(彼らに勝る者はいない)"が、スコードロンカラーの鮮やかなオレンジ色で誇らしげにステンシルされている。
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