STUDIO D’ARTISAN『京黒紋付染刺し子 VEST』のご紹介です。
京黒紋付染の歴史は古く平安時代まで遡ります。 この当時は生地を墨で染める墨染めが行われていました。 古くは僧侶の法服や武士が礼服として着用した事から始まり、 江戸時代になると深い黒を表現するため、 墨染めの際に紅や藍で生地を下染めする 『紅下』『藍下』といわれる技法が取り入れられました。 黒染は深みのある色を出すため、 染め職人の技と長年の経験が生み出す独自の勘をもとに 染料の温度を微妙に変化させながら、 数十回にもわたって生地を上下させて 染めを繰り返していきます。 京黒紋付が追い求めた黒。 それは実質的な黒い色だけではない日本人の気持ちを律する精神の力の色なのです。 黒への飽くなき追求によって生まれた 京紋付黒染の【究極の黒】をお楽しみ下さい。
京黒紋付染の技法である『藍下』を再現した 刺し子ベストです。 インディゴに黒を何度も重ねる事で生まれる深く力強い黒は 京黒紋付染でしか表現出来ない究極の黒です。 ベースとなる生地には14.0ozの オリジナルセルヴィッジ刺し子を使用。 刺し子独特の肉厚な凸凹感が特徴です。
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