BIG JOHN『『RARE JEANS SLIM』のご紹介です。
1980年に日本初のセルビッジデニムを開発し、初代RAREであるR001は世界 最高峰のジーンズを目指して企画された。その後30年の間BIG JOHNのフラッグシップモデルとして位置づけられ、日本のモノづくりの結晶と言われた名品である。2010年に創業70周年を迎え、またレアジーンズの 誕生30周年と重なるアニバーサリイヤーに三代目となる新生レアジーンズ R008を誕生させた。1980年当時の「世界最高峰のジーンズ」というコンセプトはそのままに、日本の職人の技術を再結集して作られた。*R009、 R609はおよそ2012年ごろにラインナップされた。
1960年代初期のキャントンミルズのセルビッジ生地を徹底的に分析。ハリやコシが ありながらも穿くと柔らかい理想的な生地を目指した。良質な長綿のアメリカンコットンを2種類ブレンドし、経糸6.5番×緯糸6.1番の番手比率や捻計数 等の黄金比率を算出した。
経糸の染色は“藍聖”坂本氏が担い、本藍染めで染められた江戸時代の槍覆いの色を合 成インディゴで再現するという究極の染色方法を行なった。これは坂本氏が数十年にわたり研究してきた染色で、現在では特許を保有する門外不出の染色方法で ある。通常の藍染めとは異なり、ロープ染色で染められているため中白となっており、ヴィンテージ特有のタテ落ちを味わえる理想のデニム生地である。この究 極のデニム生地は坂本氏の称号から「藍聖デニム(RANSE DENIM)」と名付け、左スレーキには「坂本藍聖」の刻印が押されている。
最もゆっくりと織り上げる1950年代のシャトル織機を使用。通常でも効率の良くな いこのシャトル織機の効率をさらに1割落とし、開口を広げ経糸にゆとりをもたせ極限までゆっくりと織り上げられた織巾56inch、15.5ozのデニム である。
スレーキにはデニム生地と同じ経糸6.5番×緯糸6.1番の糸を使用。通常のスレー キの数倍という厚さを持ちながらも、打ち込みを極限まで減らし、頑丈さと柔らかさを両立させた。また織機は通常帆布を織っているピカノール織機を使用して おり、他の織機では出すことの出来ない特有の表情を生み出している。
縫製仕様に関してはこれまでのジーンズ縫製ではまず使用されることない方法を選ん だ。「良いジーンズは毎日穿きつづけたくなるものである」という信念から、「毎日穿きつづけても永く穿ける縫製仕様」に徹底的にこだわった。 それはジーンズでは当然のように使われる環縫いを一切使わず、本縫いだけで縫製した点である(環縫いは一ヶ所切れると一気に縫い目がほどけてしまうた め)。また負荷が掛かる個所には最強度をほこるエステルコアで隠し補強ステッチを施し、さらにその上から30番の綿糸で縫製するという非常に手間のかかる 仕様となっている。通常の倍以上の縫製工程がかかるこの手法によって耐久性を大きく向上させ、それゆえ長年穿き続けることが可能となった。
その他にもインディゴで染められたディアスキンを使った革ラベルであったり、ボタン ホールの中に同じディアスキンを内包し強度を高めたり、リベット裏にはディアスキンをかますなど、随所に渡って徹底的にこだわりを詰め込んでいる。それは すべて「最高のジーンズを永く穿いてもらいたい」から。
BIG JOHNの理念であるQUALITY COMES FIRSTを具現化させ、日本の技術が結集した最高峰ジーンズ RARE。 その証として右スレーキにはクラフトマンマークが刻印されている。1940年から続く我々のモノづくりの精神を体現した証明として。
※洗濯により下記の縮みが生 じます。 ウエスト:-約5-6cm 股下:-約7cm 前股上:-約1-2cm ワタリ:-約1-2cm 裾幅:-約1-2cm
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